不傳

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不伝流松江会が山陰中央新報に掲載されました。

 江戸時代、剣術の流派は700から1000ほどの流派がしのぎを削っておりました。
とりわけ各藩の御流儀となると、大半が幕府の監察役および指南役を務めた柳生新陰流と同じ幕府指南役の一刀流とで独占しているような状態といえました。

 しかし、それほどの厳しい状況においても、柳生流と一刀流以外の流派にも御流儀がわずかながら存在していたのです。
その御流儀とは松江藩不伝流・薩摩藩示現流・肥後の二天一流・人吉藩タイ捨流・土佐藩無外流・亀山藩心形流・秋田藩念流・これらの流派が江戸時代を通し、御流儀として存続したのです。
 
 不伝流の起こりとは、戦国時代末の剣客伊東不伝からなり、江戸時代初頭に、戸田市左衛門が不伝流宗家を相続し、戸田不伝となりました。
この戸田不伝とはもともと徳川傘下の武将であり、その剣技と損得ない人柄を徳川家康公に認められ、徳川家康公の警備役を職務としていた人物です。

 徳川家康公亡き後、戸田不伝は松平直政公の松江藩へと移り、二世である戸田重政が享保十年に他界すると、
不伝流は伊藤不伝次春が享保十五年ころに松江藩へと仕官し、松江藩の御国許である島根松江へと広がるのでありました。

 特に松江藩七代藩主であった松平不昧公のときには不伝流最盛期を迎え、不伝流門下三千名を数えたそうです。
このときの藩主であった松平不昧公は、茶道の不昧流とともに不伝流の奥義も極め、不伝流の神の巻を著わすのでした。

 その後、不伝流は明治二年八月まで、松江市内中原に道場を構えてあったと記録されております。
■不伝流居合道
 不伝流居合とは、太平の世の装飾を払い、実質なる居合といえます。
介拾剣法の歩幅にて、技と技の同化により何処へと流れる事を極みとします。
そのため、たとえ無刀であっても、その奥義においては長刀に対しても勝利することが可能なのです。

居合道
基礎刀法 八形
基礎居合 八形
本居合  十形
組太刀
無一剣
無二剣
奥義 無上剣


■不伝流小太刀
 小太刀が己の身体に同化し、相手の陰の間へと入り、相手の虚を突くことが可能なのです。
小太刀とは最強の防御であり、極みとなすことにより、たとえ無刀であっても、己の手刀が小太刀へと変貌す。

小太刀居合
小太刀基礎刀法 十形
小太刀基礎居合 五形
小太刀不動剣  五形
奥義 小太刀猿飛水月剣


以上が不伝流剣法の全容となります。
■不伝流の心得
 武道とは、苦行を経なくしては道遠し・・・それは誰でも思う武道のイメージですが、師範自身の修練と先祖伝来の不伝流と向き合うことにより、
新たなる心得にいたりました。

 それは極端にまで厳しい修練を必要としなくても、身体の技と心の技の同化により、ある程度は習得し自己を極めれるのだと思います。
確かに血の滲む努力により極められた技には、凄みがありますが、極限にまで張り詰めた身体はいずれ老齢と共に萎えていき、凄みの消滅とともに技の威力も儚く消滅してしまうのです。

 ましてや最近の柔道等にて問題となっているシゴキ等、武道とは切っても切れない問題のように感じる方も存在しているのではと思えてなりません。
しかし、不伝流の心得とは、技術のみでは無く、技と技との同調により、人との調和を大切にしながら人間性の向上を第一とします。

 葉隠武士道の如く、汝の主人のためならば何時にても腹を召す。それも一理あるかもしれませんが、人として如何にすべきか・・・
人間とは裸で生まれ、裸にて死んでいく。では如何すべきか、それは人との調和と絆を大切にしながら、穏やかに季節を過ごし、心と魂を重んじてゆく。
現在の人々を想い、過去の先人から学ぶ。さすれば答えは見つかるものです。

 自分は過去の人々の生き様と死に様を知ることにより、自らの人間としての幅が広がるのではと想います。
以上のように不伝流とは、技と技の修練とともに、過去の武人に想いを馳せながら、共に仲間達と学ぶ場でもあるのです。

不伝流十四世 宗家 戸田不伝

場所 :札幌市中央体育館3階(廊下から向かって右側のフロアです。)
練習日:毎週金曜日
時間 :19時~21時まで(片付けの時間も含めてなので、実際の練習時間は20時30分頃まで)
※ お車でお越しになる場合、時間帯によっては駐車場の空きが無い場合がありますのでご注意下さい。

入会費  3,000円
月額会費  500円

疑問、質問がありましたらメール、電話にて受け付けております。
また、見学も随時受け付けております。 お気軽にお問い合わせ下さい。
※ 剣道連盟と同じフロアで練習していますので必ず「不伝流の見学」とお伝え下さい。

TEL:090-2875-1449(戸田方)
e-mail:info@fudenryu.com(スパム対策の為、@を半角に変えて送信してください。)